hiroの長い冒険日記

主にコンピュータ周辺の興味を持った内容を綴ります

Ryzen Master で遊んでみる (1) 準備

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新PCは順調に稼働していて、起動時間も旧PCより早くなり毎日使用するようになった。まずは高めの負荷をかけて異常が出ないかどうかを確認している。
hiro20180901.hatenablog.com
ファンも静か、高負荷を掛けても殆ど音がしない。Noctua NH-U14S の冷却も問題なく、CinebenchBlender Benchmark 等で Ryzen 7 3800x に 8C16T 負荷100% を30分程度かけても Max 77℃で80℃を超えることはない。アイドル時のPC全体の負荷も、旧PCが 86W に対して 40W と半分以下、これは Video の影響も大きいだろう。もちろん負荷をかけると 160W まで上昇するが、能力の低かった旧PCよりも、電力は低いレベルで推移している。

この辺り、各種 Benchmark の結果は後でまとめる予定である。

SSD/HDD を GPT に変更しても問題なし。

hiro20180901.hatenablog.com

Ryzen Master で遊んでみる

折角 Ryzen 7 3800x を使用しているのだから、Ryzen Master を使用して CPU の知識を深めておきたいと思う。
www.amd.com
8C16T 100% の時の挙動や Eco Mode を試してみる。

Install、起動の際に少し引っ掛かる点があったので、「遊んでみる」その1としてまとめておく。

Ryzen Master が起動しない -> 解決

Install して Ryzen Master を起動しようとしたが、Virtualization Based Security(VBS) を無効にする必要がある、との message が表示されて起動出来なかった。エラーを元にググると次のページが見つかった。
tege-works.cocolog-nifty.com
そういえば、VirtualBox も起動出来なかった。

書かれている通り、

  1. Windows サンドボックスを無効
  2. ついでに Hyper-VWindows ハイパーバイザープラットフォームも無効 (必要なら後で有効にする)
  3. UEFI BIOS で IO MMU を Disabled、SVM Mode を Disabled に変更して起動 (一度 Disabled にして起動させる)
  4. UEFI BIOS で IO MMU を Enabled、SVM Mode を Enabled に変更して起動

と順番に実行したら、SVM Mode が Enabled でも Ryzen Master を使えるようになった。ASUS TUF GAMING X570-PLUS の UEFI BIOS では以下の場所にある。

IO MMU: /Advanced/AMD CBS
f:id:hiro20180901:20210217222924j:plain:w800

SVM Mode: /Advanced/CPU Configuration
f:id:hiro20180901:20210217223030j:plain:w800

VirtualBox が起動しない(ついでに確認) -> 解決

起動できなかった VirtualBox も、今回の対策を取ったことで対策できたかどうかを確認してみた。

Virtualbox 6.1.2 + debian-10.2.0-amd64-netinst.iso で debian を install してみた。

仮想マシンを再起動し、ちゃんと起動出来る事を確認した。

Hyper-V を有効にしたら、Ryzen Master と VirtualBox は起動できるか

Hyper-V のみ有効にして再起動したら

  • Ryzen Master は起動できなくなった。初期の状態と同じ。
  • VirtualBox仮想マシンは起動できなくなった。Hyper-V 有効だと起動できないのは旧PCと同じ。

hiro20180901.hatenablog.com
hiro20180901.hatenablog.com
Hyper-VVirtualBox の共存は、後で調べてみる。

前述のやり方(UEFI BIOS で IO MMUSVM mode を Disabled -> Enabled)で、元の状態に戻った。

結果

Ryzen Master (と VirtualBox) を使う時には、

の状態で、UEFI BIOS

を、一旦 Disabled にして PC を起動し、Enabled に戻して起動すればよい。もちろん、仮想化支援機能を使用しないのであれば、Disabled のままでも良いだろう。

Windows10 Home には、元々仮想化機能が含まれていないので関係なし。今回の件は、Windows10 Pro 特有の事象だろう。

Ryzen Master で遊んでいるうちは、Hyper-V は無効のままにしておく。

Game は殆どやらないが、CPU がまともになると GPU のまともな物も欲しくなる。機械学習に使える物を選びたいが、最低ラインが RTX2060。ASUS の ROG-STRIX で約5万円。出来れば RTX2060 Super か RTX2070 Super が欲しいけど、暫くは我慢する。

2021年2月17日 UEFI BIOS 画面の画像サイズを適正化しました。