hiroの長い冒険日記

主にコンピュータ周辺の興味を持った内容を綴ります

Google Photos 整理

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これまで、Google PhotosはPCからの写真、動画のバックアップに使用していた。iPhoneやビデオカメラからPCに取り込んで、Google Photosと同期させているフォルダに放り込むだけ、特に気を配る事なく運用してきた。

最も新しい写真でも2016年。PCをあまり使用していない時期があった為にWindows Update地獄にはまって更にPCを使わなくなる悪循環、起動にも時間を要するし、起動してからもマトモに使えない状態になっていた。その為、写真と動画のバックアップもされずに2年近く放置された状態だった。

この数ヶ月で環境を大きく変えてみた。

  • Synology DS218+を導入し、データはこちらに集中させる & バックアップはUSB HDDに取り、RAID1 + backupの体制とする
  • 写真はAmazon Photosに同期させて多重化する
  • それ以外のCloudへの同期はなるべくSynology DS218+から行う(まだ途中)
  • Windows PCはSynology DS218+にデータを移しバックアップをしっかり取って故障に備えると共に、Windows10へアップグレード & SSDを導入して延命を図る

という方針で進めてきて、以前ほど気を使わなくても自然にデータを安全に保管できる体制になった。Windows10 PCもバックアップされていて且つ通常使用に問題ない位まで高速化できた。仮に故障や新しく更新した時にも直ぐに元の環境を再構築出来る状態になっている。

Google Photosについて今後どのように使用していくかを考える為に、先ずは中身の整理とデータを一旦削除しておこうと考えた。

Synology DSM では Google PhotosはCloud Sync出来ない

私も購入前に勘違いしていたが、Synology DSM の Cloud Sync では Google Photos に同期出来ない。同期出来るのは15GBの容量制限のあるGoogle Driveで、容量無制限の代わりに写真と動画がリサイズされる Google Photosには対応していない。

調べた範囲ではQNAPも同様で、Google Photosにバックアップ(というより劣化同期)出来るのはPC(WindowsMac)とスマホ(AndroidiOS)だけである。

linuxだと出来るかと思ったが、旧Picasaの開発者用APIを使う方法と、Google Photos開発用のAPI(英語)を使うやり方の二種類がありそう。Google Photos APIの方は画像劣化が無い代わりに容量制限がある(英語)ように見える。どちらも広く使われている感じはない。

Google Photosのデータを一括でダウンロード

konoti.com

  • Google の中で圧縮ファイルを作成して、一括でダウンロードできた。他にも、google の各種サービスのデータも同様にしてダウンロードできる。
  • アーカイブのサイズによって複数個に分かれた場合には、同じフォルダで全てを展開すれば良い。「Takeout」フォルダの下に「Googleフォト」フォルダが作られる。
  • index.htmlでブラウザで参照できる構造になっている。
  • 写真、動画は(もちろん)圧縮されていて元のサイズと異なっていた。exif情報はそのまま残っているファイルもあれば、ずれているファイルもあり。(昔Picasaを使用していたので、その時に編集されている可能性もある)
  • 写真、動画ファイルと同名で拡張子がjsonファイル、フォルダ毎に一つ「メタデータ.json」ファイルが存在している。ファイル同名のjsonファイルの中には、photoTakenTimeに正確な撮影日時が記載されている。
  • ざっくり見て手元にないファイルは無さそう。同期元のファイルが手元に存在しているので、当たり前といえば当たり前。
  • 仕分けしてファイル名で比較しようかと考えていたが、exif情報の変化しているファイルが結構な数に上るので、あきらめて削除した。

Google Photosのデータを一括で削除

sumaoji.com

  • Google Photos の写真、動画を一括で削除する方法は「ない」
  • 最大1500枚を選択して削除を繰り返す。結構な枚数があると辛い…
  • iPhoneと同期している場合には裏技があるみたいだが、今回は地道に削除した。
  • 削除しないで、別アカウントを使うという手もある。

Google Photosは…

やっぱりGoogle Photosは「バックアップ」ではないと感じた。二度と手に入らないかもしれない写真や動画の保管先としては不十分である。劣化する(+exif情報が変更される)事を分かった上で更なる多重化を無料で実施する時や、データの受け渡しに利用する程度が良いと考える。

Synology DSMで対応したら、Cloudへの一次バックアップに加えてもう一つ、という感じで使ってみる。

Synology DS218+のCloudへの同期先として、今の所の第一候補は Microsoft Office 365 soloに付属するOneDrive 1TB。Office使えてCloud 1TBがあるのは、他にはない魅力だが、Skype無料通話分を何に使うかを考慮中。電話ってあまり使わないし、LINEやFacetimeの通話で事足りてるし。Skypeの活用法を探してみる。