WD RED WD40EFRX-RT2を購入した際に、WD RED 4TBには新旧二種類あることを書いた。
- 旧型のWD40EFRX-68WT0N0
- 現行のWD40EFRX-68N32N0 (=RT2)
現在、新しく購入した場合に入手できるのは枝番-RT2が付いた68N32N0になるが(私もこちら2基)、細かい所で違いがありそうなので、もう少し調べてみた。
無印と-RT2の違い (1) 公称スペック
68WT0N0(無印) | 68N32N0(-RT2) | |
---|---|---|
プラッタ枚数 | 4 | 3 |
プラッタ容量 | 1 TB | 1.33 TB |
重量 g | 700 | 638 |
英語だがWD Communityに記載されていた。
68N32N0(-RT2)の方がプラッタ枚数も少なく、プラッタ容量も多い。世代の新しいドライブだと分かる。
無印を所有していないので比較できないが、外観も多少異なるようである。
無印と-RT2の違い (2) SATA対応規格
Hardwareの信頼性を向上させただけではなく、SATAの通信規格も変更されたらしい。
68WT0N0(無印) | 68N32N0(-RT2) | |
---|---|---|
対応規格(CrystalDiskInfo) | ACS-2 | ACS-3, ACS-3 Revision4 |
AVコマンド | 対応 | 非対応 |
AVストリーミングコマンドに対応しているかどうかは対応規格からは読み取れない。CrystalDiskInfoのIDENTIFY_DEVICEの情報から判断する必要がある、らしい。-RT2は対応規格は新しくなっているがAVコマンド非対応に変更されている。
参考:
- WD RED 4TB WD40EFRX-RT2がAVコマンドに対応してないのか調べた - Lesson440
- HDDがAVコマンド対応かどうか確認をしてみた WD Purple 4TB WD40PURZ/40PURX - Lesson440
- シリアルATA - Wikipedia
- 「監視カメラ向けHDD」ってナニが違う?「WD Purple」のヒミツを色々聞いてきた - AKIBA PC Hotline!
- HDDのATA8-ACS規格について色々調べてみる - ぼくんちのTV 別館
ここからのリンクで
ハードディスクレコーダーのHDD換装や監視録画システムを組む場合には、SATAのAVコマンド対応が必要なのでHDDを選ぶ必要あり。WDならPurple、事前の情報収集が重要となる。
逆にNASで使用する場合には、低発熱で連続稼働を前提としたHDDを選ぶ必要がある。データを外に保管する前提で、PC等はSSDに変わっていくのが正常な流れなのだろう。
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- 出版社/メーカー: Western Digital
- 発売日: 2016/12/03
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