最初はやり方が分からずに私自身は遠回りしたので、DS218+に限らずSynologyのNAS製品で写真の管理をPhoto Stationで始める際の効率的な方法について記す。特にNASのCPUが非力な機種の場合、PCで出来るだけの事をやっておくと、メディアインデックスの作成に時間を要さずに楽が出来ると思う。
Synology DS218+の写真管理のフォルダは、PCからネットワークで参照したNASの中のphotoフォルダになる。でも、ここに直接ファイルをコピーや移動するのはちょっと待っておく。
DS218+にPhoto Stationをインストールする
- まずは、DS218+にPhoto Stationがインストールされているか確認する。私の場合にはインストールされていなかった。遠回り1つ目。
- NASでPhoto Stationを一度起動する。
ここまで実施しておく事で、photoフォルダに写真を保存した際に、サムネイル用の縮小画像や検索・更新確認用のインデックスファイル(Synologyではメディアインデックスと呼ぶ)が自動で作成されるようになる。
Photo Stationを入れる前に photoフォルダに写真を入れてもメディアインデックスが作成されず、Photo StationやDS Photoから見えない。最初にPhoto Stationを入れる事。
Photo Station Uploaderで一括保管
そのままコピーするのではなく、Photo Station UploaderでDS218+へアップロードするようにする。
www.synology.com
ダウンロードセンターの中程、「Photo Station Uploader」にWindows版exeとMac版dmgがある。
Windows版は、起動後にユーザーIDとパスワードを入力する箇所があるが、defaultではadminが入力されている。しかし、adminをインストールの際に無効にしてあれば、パスワードを入力しても失敗する。有効なadmin相当のユーザーIDか、個人IDを入力するようにする。
Photo Stationのメディアインデックス付けの重い処理をPC側で行いながらNASに転送するので、NAS側の非力なCPUを酷使せずに済み、所用時間が短縮出来る(と思われる)。これをやらなかったので、メディアインデックスの作成に時間を要した。遠回り三つ目。
先にphotoフォルダに写真を入れた場合
私のように先にphotoフォルダに写真をいれてしまい、後からメディアインデックスを作成する場合には、2種類の方法がある。
- DiskStationのコントロールパネル内「サービスにメディアインデックスをつけています」(ちょっと日本語変ですがそのまま)
メディアインデックス付け→再インデックスで、全てのフォルダ(photoの他にvideoやmusicを含めて)のメディアインデックスが再作成される。
- PhotoStationの設定→写真→再インデックス
こちらだとphotoフォルダのみメディアインデックスが再作成されると思われる。
どちらもCPUが非力だと時間を要する。NASは24h起動させると思うので待つのもあり。
結果
DS218+だったのでそこそこの時間で落ち着いたが、DS218jやDS218playだったらどうなったか分からない。遅すぎて我慢しきれずにPhoto Stationでの管理を諦めていたかもしれない。
今はちゃんとしたカメラも持っておらず、一旦整理してしまえば多くの枚数を一気に保管することもないが、デジタル一眼レフ入手後に一度に大量の写真を撮った場合等、PCを経由してUploaderを使うようにする。
実はSynology ナレッジベースに導入記事が書いてある。よく読め自分。
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仮想化使うなら memory 増設必須、そのうち増やしたい。