hiroの長い冒険日記

主にコンピュータ周辺の興味を持った内容を綴ります

PC購入 (まだ届いていない)

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前回の記事で、新しく購入するPCを検討していた。
hiro20180901.hatenablog.com
記事内で考えていた内容と、結構違う構成で購入した(まだ届いていないが)ので、再検討と変更の経緯を記録として残しておく。

検討に当たって、このサイトの記事を参考にした。
blog.livedoor.jp
CPU、Motherboard、GPUの選択に非常に役立った。

サイコムBTO で注文した。
www.sycom.co.jp

  • 比較的値段が高め
  • 納期がかかる(今回は9日だが、年末年始を挟むので1月16日予定)

という negative な情報はあったが、それでもサイコムを選択したのは、

  • 静音、水冷など、私好みの特色があること。
  • Case や電源を含め、相性を満たす中で選択肢が広いこと。
  • (裏)配線が奇麗、など組み立ては丁寧な感じがすること。
  • 後述するが、HDDレス、OSレスで注文できること。

の4点である。

用途

そういえば、どういう使い方にするか書いてなかった。

  • ゲームは考えない。専用機でも無理な状況で、PCゲームにそこまでの時間を使う事は出来ない。
  • Webや動画鑑賞、事務作業など、これまで一般的にPCを使う用途で、現在使用している9年前のPCで足りているのに、今時のPCで不足する事は考えられない。
  • プログラミングも、大抵の事なら今時のPCで不足する事はないだろう。
  • 仮想環境で遊ぶ。今のPCでは Memory 8GB なので不足している。CPUも、推測だが仮想化ソフトウェアに対応できない。

hiro20180901.hatenablog.com

  • 機械学習はやってみたいが、本格的にやろうとすると結構な資源が必要。今回は少し経験が積めれば十分。もっとやりたければ、その時に環境を再度整える。GPU をまともにして、それでも不足するなら中身を入れ替える。

souzouno-yakata.com
GPU 2枚の SLI だと結構お高いので、本格的にやりたくなったら考える。

  • 写真の現像や動画の編集は、今は機材がないが、そのうちやってみたい。

以上から、今回の用途は

  • 仮想環境で快適に遊ぶ
  • 機械学習をさわりだけ楽しむ (不足するなら増強)
  • 写真現像、動画編集 (将来)
  • プログラミング、Web等の一般的な使い方

となる。

CPU

Ryzen 7 3800x にした。Amazon で 47,699円。

無難に Core i5-9600k (6コアHTなし)か Core i7-9700 (8コアHTなし) にしようと思っている。

と考えていたが、今回の用途では、Multi-core/HT の効果が高いだろうからHTありを選びたい、でも Intel 系だと HT ありは高い。で調べると Ryzen 3rd gen. が良さそうと考えた。

3rd gen. からの Ryzen は single core の性能も Intel に肉薄しているのと、冷却性能が追い付いていれば TDP を超えて自動で Over clock がかかるらしい。届いてから検証してみたい。

Ryzen 3600 がコストパフォーマンスがよさげで、能力としても不足ないと思うが、

予算の許す範囲で高性能な CPU を選んでおく。

というポリシーから Ryzen 7 3800x (8コア16スレッド)にした。冷却面では TDP 105W (PPT 144W) なので少々不安がある。

結果として Ryzen 3rd gen. だと onboard video が無いので別に用意しなければならない。後述するが安価な Video card を選ぶ事で妥協した。

CPU cooler

Noctua NH-U14S にした。Amazon で 10,460円。

CPU に Ryzen 7 3800x を選んだ時点で、クーラーを簡易水冷にするか空冷にするかは大いに悩んだ。(CPU付属クーラーを使う気持ちは全くなし。非常用に取っておくだけ)

  • PPT 144W を連続して維持するには空冷では不足ではないか。
  • 簡易水冷でラジエターサイズが大きいものは高価。小さいものでは空冷と変わらないのではないか。
  • 初水冷だとトラブル時の対処が難しいかも。可動部が2カ所あるのも長期間運用だと心配。

という選択肢の中で、選択できる中で冷却性能が高めの空冷クーラーを選択した。

一度こちらでやってみて、冷却性能が不足するなら大きめのラジエターの簡易空冷に取り換える事とした。

Memory

16 GB x 2 の32 GB にした。メーカー未定なので Crucial へのリンク。14,780円。

32 GB が今回の最低ラインだったので、出来れば64 GBが良かったが妥協した。

Motherboard

ASUS TUF GAMING X570-PLUS にした。Amazon で 19,172円。

B450 や X470 も BIOS 更新で対応しているようだが、折角の Ryzen 3rd gen なら X570 を選びたかった。チップセットに冷却 Fan 付きなのは気になるが、新し物好きなのと拡張性が段違いなので X570 にした。

機械学習に嵌る事を考えて予め SLI で…とも考えたが、その場合には電源も増強しないとダメなので今回はそこまでは不要と判断した。少し嵌ったらまともな GPU 1枚で運用してみて、それ以上を求めるようになったら電源も含めて順次更新する。

ASUS を選択した事には、あまり意味はない。現在使用しているのも ASUS 製の Motherboard で、故障せずに 9年使用できた事、位の理由である。

Storage

NVMe SSD は選択せず。

起動ディスクとして NVMe 500GB を準備したい。SATA3 6.0 Gb/s 以上の速度を体験したいため。

後付けで付けても良いし、選択肢として選べたのが Western Digital Black で高価だった。

HDD/SSD が3基ある中で 12,500円の価値を見出せず他を優先しようと考えた。

また、次の記事を見た事も大きかった。
applica.info
Microsoft Account を使用している状態であれば、Motherboard を交換しても (SSDを流用すれば) DSP版の Windows10 を継続して使用できる模様。これなら今の Windows10 Pro を継続使用できるので無駄がない。NVMe を諦めるのと合わせて 30,000円程度を他に回せるので、今回は NVMe SSD は選択しなかった。

無事に Windows10 Pro を継続して認証できるかどうかやってみよう。

光学ドライブ

選択せず。予定通り転用する。

Video

GeForce GT1030 2GB を選択した。メーカー未定なので ASUS のカードへのリンク。Amazon で 9,669円。

ASUS  NVIDIA GT1030搭載ビデオカード   GT1030-SL-2G-BRK

ASUS NVIDIA GT1030搭載ビデオカード GT1030-SL-2G-BRK

  • 発売日: 2017/05/27
  • メディア: Personal Computers
GeForce GTX1650 や同 Super、GTX1660 も考えたが、機械学習用の GPU としては使えない模様。現行製品の最低ラインが RTX2060。
developer.nvidia.com
ASUS 品が Amazon で 44,422円。ゲーム目的では無いので、ここまで出すなら他に回した方が良いし、後で取り換えるのも簡単に出来る。

もっと安価な物として GeForce GT710 も考えたが、流石に Onboard Video より性能が落ちるようなので除外した。

GeForce GT1030 には、Video Memory が (GDDR5 ではなく) DDR4 の性能の低い製品が存在する模様。
androgamer.net
今回は GDDR5 版と記載があったので選択した。届いたら確認してみる。

Case、電源

Case は Fractal Design DEFINE R6 Black にした。Amazon で 15,273円。

電源は Fractal Design ION+ 660P にした。Amazon で 17,671円。

今時のケースなら、現在の物より使いやすいと思う。SSD の交換で手を切ることもないだろう。電源は 600W/80PLUS Gold 位。

と書いたが考え直して拘った。

  • メンテナンス性
  • 静音 & 冷却
  • 防塵フィルタと掃除のしやすさ
  • 拡張性 (水冷化など)

Case が対応していなくて出来なかった、という残念な事がないように選択した。

80PLUS Gold の電源で探していたが、

  • Fully modular
  • 静音
  • Gold より Platinum ?

と選んだらこちらになった。

OS

Storage の項で前述の通り未選択。ダメなら別途買う。

その他

予定通り転用。

合計金額 (Amazon)

2019年12月末時点で、Amazon でパーツ単体で買うとしたら、

パーツ 名称 Amazon価格
CPU Ryzen 3800x 47,699円
CPUクーラー Noctua NH-U14S 10,460円
Memory Memory 32 GB(16GB x 2) 14,780円
Motherboard ASUS TUF GAMING X570-PLUS 19,172円
Video GeForce GT1030 2GB 9,669円
Case Fractal Design DEFINE R6 Black 15,273円
電源 Fractal Design ION+ 660P 17,671円
合計 134,724円

購入金額(ないしょ)からすると単体購入の方が若干安くなるが、組立時間・トラブル対処・1年保証を考えたら十分納得できる価格かと考えている。

まとめ

悩んだ末に(その時間が楽しくもあるが)当初の計画からは多少ズレたが、思い通りの機種が予算内で購入できたと思う。多少の手入れで、この先5年は十分に使えると考えている。

到着するのは来年になるが、楽しみに待っている。