hiroの長い冒険日記

主にコンピュータ周辺の興味を持った内容を綴ります

iPhone で PC に近い操作を実現する (Bluetooth マウス編)

iPhoneBluetooth キーボードを便利に使う方法について別の日の日記に書きました。キーボードが使えるだけで文字入力と編集は便利になります。でも、アプリを切り替える等の操作は画面のタッチ操作のままです。文字入力に注力している時に画面に触れるタッチ操作が煩わしく感じる事があります。画面のタッチ操作が残っていると、PC の操作方法に近いとは言えません。使い勝手を更に PC に近づける為に、Bluetooth マウスを iPhone に接続して使えるように設定してみました。iPhoneBluetooth キーボードの組み合わせでは不可能な Appスイッチャー(アプリの切り替え)も、3ボタン以上の Bluetooth マウスを接続する事で可能になります。

iPhoneBluetooth マウスを接続する

Bluetooth マウスであれば機種を問わず接続できると思いますが、今回は Logicool G603 を使用しました。

PC では LIGHTSPEED で接続しています。裏面のボタンで Bluetooth に切り替えてペアリングします。

G603裏面写真

右側のボタンで LIGHTSPEED 接続と Bluetooth 接続を切り替えます。LED が白色の場合は LIGHTSPEED、青色の場合は Bluetooth です。

Logicool G603 の iPhone への接続方法は次の通りです。

  • ボタンを押して LED を青色にします。
  • ボタンを長押しすると青の LED が点滅します。
  • iPhone の「設定」->「Bluetooth」に「G603」が出てくるので、タッチすると接続できます。

これでマウスカーソルが表示されて Bluetooth マウスが使用出来ます。

素の状態のマウス操作

  • 左ボタンのクリックがシングルタップ
  • 右ボタンのクリックが副ボタンのクリック
  • ホイールの回転はスクロール

左ボタンは通常のタップ動作と同じです。右ボタンは長押し状態のメニュが出てきます。ホイールの回転はスクロールですが、標準状態ではスクロールする向きは Windows とは逆になっています。

この状態でも使えないことはないですが、もう少し便利になるように設定してみます。

マウス操作の設定変更

iPhone のマウス操作の設定は複数の場所に分かれていて分かりにくいです。以下で画面のスナップショットを交えて説明します。

ホイールの回転によるスクロール方向とマウスカーソルの移動速度の設定

iPhone の標準設定ではマウスホイールを動かした時のスクロール方向が Windows と逆になっています。これを Windows と同じ向きに変更する設定は、「設定」->「一般」->「トラックパッドとマウス」->「ナチュラルなスクロール」を OFF にします。

設定-一般 一般-トラックパッドとマウス トラックパッドとマウス-ナチュラルなスクロール

マウスカーソルの移動速度も設定できます。DPI 変更可能なマウスであれば、マウス側で変更する方が簡単かもしれません。同じ場所の「軌跡の速さ」を調整します。

トラックパッドとマウス-軌跡の速さ

スクロールの速さとポインタのサイズの設定

スクロール速度が遅く感じた為、速めに設定しました。「設定」->「アクセシビリティ」->「ポインタコントロール」->「スクロールの速さ」にあります。また、同じ場所に「ポインタのサイズ」の設定もあり、ポインタの大きさは一番小さくしています。

設定-アクセシビリティ アクセシビリティ-ポインタコントロール ポインタコントロール-スクロールの速さ

AssistiveTouch をオンにする

3つ以上のボタンがあるマウスの場合には、それぞれのボタンに機能を割り当てる事が出来ます。その前に、AssistiveTouch 機能をオンにします。「設定」->「アクセシビリティ」->「タッチ」から「AssistiveTouch」をオンにします。

設定-アクセシビリティ アクセシビリティ-タッチ タッチ-AssistiveTouch AssistiveTouch_ON

マウスのボタンに別の機能を割り当てる

AssistiveTouch を ON にする事によって、iPhone ではマウスの全てのボタンの機能を割り当てる事が出来ます。左クリックは通常は変更しないでしょうが、マウスのボタン全ての機能を変更する事が出来ます。
「設定」->「アクセシビリティー」->「タッチ」->「AssistiveTouch」->下の方にある「デバイス」から、マウスの機種、今回は「G603」を選択します。

設定-アクセシビリティ アクセシビリティ-タッチ タッチ-AssistiveTouch AssistiveTouch-デバイス デバイス-G603

「追加のボタンをカスタマイズ...」をクリックすると「ボタンをカスタマイズ」の画面が表示されるので、割り当てたいボタンを押します。左ボタンを押すと、上に「ボタン1」と表示されて、「シングルタップ」が選択されている状態になりますので、左上の「G603」をクリックして前の画面に戻ると、ボタン1が追加された状態になります。

追加のボタンをカスタマイズ ボタンをカスタマイズ ボタン1-シングルタップ G603-ボタン1追加完了

左右ボタン以外には機能を割り当てせずに、全てのボタンでこの手順を行った結果が次の画面です。

G603-全てのボタン追加完了

この状態では、ボタン3 (スクロールボタン)、ボタン4 (左側面手前のボタン)、ボタン5 (左側面奥のボタン) には機能は割り当てられていません。

アプリの切替 (Appスイッチャー)

機能の割り当てられていないボタン3から5に、Appスイッチャーとスクロールを割り当てます。試してみた所、次の機能を割り当てると丁度良い感じになりました。

  • ボタン3に「Appスイッチャー」
  • ボタン4に「右にスクロール」
  • ボタン5に「左にスクロール」

G603-全てのボタン設定完了

スクロールボタンを押すとアプリ切替の画面になります。ボタン4とボタン5で左右に切り替えて、左ボタンでクリックするとアプリが選択できます。

少し残念なのが、Appスイッチャーのアプリ切替はスクロールボタンで左右に切り替えられたら便利なのに、と思いました。実際には、特定の条件だけはスクロールでアプリを切り替える事が出来ました。

  • 画面縦向きのロックを OFF にする (横画面にもなるようにする)。
  • 横画面表示で、「縦画面のみ表示」のアプリを表示させる。
  • 横画面表示のままで Appスイッチャーを表示する。
  • スクロールで上下にアプリが切り替わる。

無理矢理な方法なので実用的ではありません...

縦画面でも横画面でも、どちらでもスクロールボタンが効くようにしてもらえたら更に便利なのですが、5ボタン以上のマウスであれば、それなりに便利にアプリを切り替えられるようになると思います。

まとめ

iPhoneBluetooth マウスを便利に使用するための方法をまとめました。5ボタン以上のマウスであれば、Appスイッチャーと左右のスクロールを割り当てる事によって、アプリの切り替えがスムーズに出来ると思います。また、左右のスクロールはホーム画面でも有効なので、「左クリックのドラッグ」を使用しなくても画面を左右に展開できます。Bluetooth キーボードとマウスをセットで使用すれば、PC と近い環境で作業が出来ると思います。

今回は iPhone7Plus で試してみましたが、基本的には iPad でも変わりなく設定できると思います。ググっても Appスイッチャーは iPhone では使えない、という記事が多いですが、マウスを併用する事で可能であることが分かりました。ちょっとした作業であれば外出時でも可能な事が分かりましたので、今後活用していきたいと考えています。