hiroの長い冒険日記

主にコンピュータ周辺の興味を持った内容を綴ります

iPhone で PC に近い操作を実現する (Bluetooth キーボード編)

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iPhone というかスマホを使ってだいぶ経ちますが、未だに PC のキーボードの入力速度にかないません。スマホ世代の人はフリック入力で素早く入力できるのでしょうが、ソフトキーボードのローマ字入力ではとても追いつけません。そういう状態ですから iPhone で長い文章を入力する場合には安価な Bluetooth キーボードを iPhone に接続して入力することにしています。iPhone でもなるべく PC に近い入力が出来るように、Bluetooth キーボードを便利に使えるように調べてみました。

iPhoneBluetooth キーボードを接続する

iPhone で PC のようにキーボードで文字入力を行うためには、Bluetooth 接続のキーボードが必要です。私は Anker の英語配列のキーボード A7726 を使用しています。

キータッチは固めですが、クリック感が強いので押し込んだ感触が強く、慣れると押し間違いは少ないです。キーピッチも 19mm で普通のキーボードと変わらず、一部は Fn キー兼用になっていますが、主要なキー配列は変わらないので他のキーボードとの併用は容易です。

Bluetooth 接続したキーボードは英語配列で認識されるので、元から英語配列になっているキーボードを選ぶのが無難です。そうじゃないと、Shift を押しながら入力する記号(@など)の入力が出来ないと大騒ぎになります。

どうしても日本語配列のキーボードが良い場合には、iOS 用を謳っているキーボードを選べば文字入力に関するトラブルを防止できます。例えば Elecom のこちらのキーボードは Windows/Android/Mac/iOS の切替がありますので、iOS にも対応できると思います。

Bluetooth 接続なのでペアリングが必要です。ペアリングの方法はキーボードの説明書に書かれています。以下は Anker A7726 のキーボードのやり方です。

  • Bluetooth キーボードをペアリング状態にします。Anker A7726 では Fn+Z キー(青で Bluetooth のマークが書いてあります)を長押しで待機状態になります。
  • 「設定」->「Bluetooth」を選ぶと、下部にキーボードの名前 (Anker A7726) が表示されるのでタップします。PIN 番号が表示されるのでキーボードで入力して Enter を押せばペアリング完了です。

通常のキーボード操作

文字入力の際のキーボード操作は、矢印キーや Home、End、PageUp、PageDown は通常通り使用できます。

ファンクションキー

iOS ではファンクションキーは使いませんので、Anker A7726 のキーボードでは iOS の機能が F1 から F12 まで割り当てられています。

F1 画面ロックから復帰
F2 画面を暗く
F3 画面を明るく
F4 検索(Siriからの提案)
F5 ソフトキーを表示、非表示
F6 前の曲に移動
F7 曲を再生・停止
F8 次の曲に移動
F9 ミュート
F10 音量を下げる
F11 音量を上げる
F12 画面ロック

画面ロックがあるのは便利です。席を離れる時には、私は Windows でも画面ロックをしておきます。

必須のショートカット

以下のショートカットを使えるようになれば入力が捗ります、というか覚えていないと作業性が大幅に落ちるので、是非覚えた方が良いと思います。

日本語入力の切替 Ctrl+Space、又は Caps lock

日本語入力とアルファベット入力の切り替えは、Ctrl + Space です。私は Windows の日本語入力の切り替えも Ctrl + Space に統一しました。

Ctrl + Space を連続して押すと、iOS に導入されている入力方式を選択する事ができます。

切り替える直前に使用していた入力方式に切り替わるので、Ctrl+Space を押した時に表示される画面を確認した方が良いと思います。

日本語とアルファベットの切り替えは Caps lock でも切り替えられます。「設定」->「一般」->「キーボード」->「ハードウェアキーボード」の下の方にある「Caps Lock 言語切り替え」が ON になっていれば使えます。

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ただ、この方法に慣れると Windows に変わった時に苦労するかもしれません。日本語とアルファベットの切替のみに絞られているので、別の入力方式にならないのが利点です。

範囲選択 Shift+方向キー

範囲選択の方法は Windows と同様です。左右の方向キーだけでなく上下で複数行も選択できます。その後に、コピーやカットを実行できます。範囲選択してから別の文字を入力すると、選択した部分が消去されて入力が始まります。

コピー Cmd+C

範囲選択した後に Cmd+C でコピーできます。Windows では Ctrl+C でしたが、iOS では Cmd キーを使います。

コピーした文字列はクリップボードに記憶されて、別の場所に貼り付けることが出来ます。

カット Cmd+X

範囲選択した後に Cmd+X でカットし、クリップボードに記憶されます。Windows では Ctrl+X ですね。こちらも Ctrl の代わりに Cmd キーを使います。

貼り付け Cmd+V

Cmd+C や Cmd+X でクリップボードに記憶されている文字列をカーソルの位置に貼り付けます。Windows では Ctrl+V ですね。こちらも Ctrl の代わりに Cmd キーを使います。

ホーム画面に戻る Cmd+H

ホーム画面に戻るには Cmd+H です。別のアプリに切り替える場合に、ホームボタンを押さなくてもキーボードから操作できます。

アプリの切替 (Appスイッチャー) のショートカットは iPhone にはない (回避策あり)

iPad では Cmd+Tab でアプリを切り替えられますが、iPhone では使えないようです。残念...ですが、ボタンが3つ以上ある Bluetooth マウスを使用すれば App スイッチャーをボタンに割り当てることができます。これば別記事に記載します。

修飾キーの切り替え (Caps lock、Control、Option、Command)

コピーやカット、貼り付けは Cmd ボタンとの組み合わせです。どうしても Windows の操作に合わせたい (Ctrl との組み合わせにしたい) 場合には、Cmd キーを含む四種類のキーを入れ替える事が出来ます。

「設定」->「一般」->「ハードウェアキーボード」-> 一番下にある「修飾キー」の画面で設定します。

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Cmd と Ctrl を入れ替えれば、これまで説明したショートカットは Ctrl キーで実行することが出来ます。

まとめ

iPhoneBluetooth キーボードを使用する事により、文字入力に関しては PC 並みの速度で入力できるようになります。iPhone を手に持っている時は無理ですが、小さくてもテーブルのある場所で文字入力をする場合には、私は Bluetooth キーボードを使用した方が快適になります。

Bluetooth キーボードを使用する頻度が高くなると、Anker A7726 のキータッチに不満が出てきます。Bluetoothキーボードの沼も深そうなので手を出しにくいですが、機会があれば別のキーボードも試してみたいと考えています。

本音をいえば、Bluetooth キーボードもメカニカル式にしてみたい所です。