hiroの長い冒険日記

主にコンピュータ周辺の興味を持った内容を綴ります

無線マウス Logicool G603 購入

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2019年12月に有線の安価なマウスを購入して使用していました。当時はマウスにあまり拘りがなく、有線ミニマウスが不調だったこともあり、あまり検討せずに Amazon で見つけた安価なものを購入しました。現在も正常に動作していて不調な箇所は無いのですが、キーボード周りのスペースが狭いこともあって、USB 有線の線がキーボードに引っかかる事が多くストレスになっていました。Amazon のセールに合わせて無線マウス Logicool G603 を購入しましたので、使用感を紹介します。

無線マウス購入理由

これまで私が使用してきたマウス/トラックボールは殆どが有線のタイプでした。有線を選んで購入している理由は、過去にトラブルを生じたためです。

以前に IBM Thinkpad の内蔵 BluetoothBluetooth マウスを接続して使用していましたが、

  • 接続が頻繁に切れてしまう。マウスの電源をON/OFFすると復旧するが、時間が経過すると再び切れてしまう。
  • 充電池が劣化して交換も出来ず、使用時間が短くなって使えなくなった。

ということが生じた為に、Bluetooth 接続の充電式マウスに対して不信感がありました。有線接続であれば、このようなトラブルとは無縁です。

そのような状況で再び無線マウスを購入しようと考え直した一番大きな理由は、ケーブルの引っ掛かりでした。

キーボードは場所を移動させることが少なく位置を固定して使用するため、ケーブルが問題となることはありません。しかし、マウスは操作する時にケーブルも一緒に動き、スピーカーやキーボードに度々引っ掛かってストレスとなっていました。

また、使っていた有線マウスは安価なこともありクリックの感触も良くなく、DPI 変更も出来ず調整範囲が少ない事も不満でした。

以上の理由から、無線接続のマウスを購入する検討を始めました。

新しいマウスに要求する条件

無線接続 Bluetoothではない 2.4GHz ワイヤレスタイプ

最近は UEFI BIOS でもマウスが使用できますが、Bluetooth 接続では操作できません(UEFI でマウスを使う事の是非は置いときます)。独自形式の 2.4GHz ワイヤレスタイプであれば、OS が起動していない状態でも使用できるのでは、と考えました。

Bluetooth と切り替え方式だとなお良い

お気に入りのマウスは、PC だけでなく iPadiPhone でも使いたい所です。Bluetooth と切り替えが出来れば、PC では 2.4GHz ワイヤレスタイプ、iPad 等では Bluetooth と切り替えて使用できます。

DPI 設定あり

これまでのマウスは DPI が固定で、カーソル移動は Windows 側で調整していました。しかし、調整機能のない UEFI BIOS では非常に遅い状態で使用しなけらばなりませんでした。マウス本体で DPI を切り替えて使用できれば、このような状況にも対応できます。

大きさは普通サイズ、小さい必要はない

小さいサイズでつまみ持ちでマウスをしようしていましたが、クリック時に少し動いてしまい、これを無くしたいと考えていました。持ち方を変える為に、小さいサイズではない普通サイズのマウスにしたいと考えました。

電池式

充電式で電池交換が出来ないタイプは、充電池が劣化した際に使用できなくなるので、今回は候補から除外しました。

Logicool G603 を選んだ理由

という事で Amazon のセール中に無線マウスを探した所、Logicool 製品の LIGHTSPEED という無線接続が気になりました。
ロジクールG LIGHTSPEED - ゲーミングのための先進的なワイヤレス テクノロジー
ゲームをする訳ではありませんが、ゲームにも対応できる高速通信と安定性があるとの事でしたので、Logicool 製品の LIGHTSPEED 対応製品の中から選ぶことにしました。

Logicool G304

Logicool G603

Logicool G604

G604 だと予算オーバー、G304 は LIGHTSPEED のみで Bluetooth なし、という事で、G603 を選択しました。

gaming.logicool.co.jp

開封

外箱


箱の裏面に、製品の簡単な特徴が掛かれています。

  • 12,000 DPI まで対応
  • LIGHTSPEED による高速通信
  • 乾電池2個でピークパフォーマンスで 500時間、持続モードで18ヶ月持つ
  • LIGHTSPEEDBluetooth 切替

箱を開けると、中にはマウス本体、LIGHTSPEED USB ドングル、USB 延長ケーブル、単三乾電池2本、取扱説明書などが入っていました。

マウス本体

大きさは中くらい、左右ボタン+スクロールボタンに、左側面にボタンが2個、スクロールボタンの手前にボタンが1個あります。これら3つのボタンは必要な機能を割り当てる事が出来ます。今のところ「進む」「戻る」「DPI変更」にしています。

特に光る訳でもなく、Logicool G のマークが印刷されているだけですので、ゲームではない普段用途にも違和感が無いと思います。

マウス上蓋は磁石で固定されているので、マウス後方の凹みに指をひっかけて持ち上げるだけで上蓋が取り外せます。中にはアルカリ電池2本を入れて使用していますが、重く感じる場合には1本でも動作するようです。その代わり、電池の持ちが半分の時間になります。LIGHTSPEED USB ドングルを入れておくスペースもあります。

裏面には操作スイッチがあります。

左側が LIGHTSPEED の HI/LO と電源OFF の切替スイッチです。

  • HI は LIGHTSPEED の能力上限で通信するモードで、応答性は最良ですが電池の持ちが悪い。
  • LO は LIGHTSPEED の能力を落として通信するモードで、私には HI モードとの違いが分かりませんでしたので、今は LO で使用しています。電池の持ちが良くなります。

右側が LIGHTSPEEDBluetooth の切り替えボタンです。ボタンを押すたびに、白 (LIGHTSPEED)、青 (Bluetooth) の表示に切り替わります。長押しすると Bluetooth のペアリングモードです。

LIGHTSPEED USB ドングルと USB 延長ケーブル

上の G603 と印字されたものが LIGHTSPEED USB ドングルで、USB延長ケーブルに接続しています。延長ケーブルの長さは約160 cm、ケーブルも細く柔らかいので USB 2.0 のケーブルなのでしょう。USB 延長ケーブルが付属している事から、LIGHTSPEED USB ドングルを PC から離して設置して欲しいという意図が推測できます。おそらく 2.4 GHz の通信に PC 本体の USB 3.0 のノイズの影響があるのでしょう。今はモニター裏に LIGHTSPEED USB ドングルを置いています。

設定方法

LIGHTSPEED USB ドングルを PC に差し込むだけで普通に使えました。DPI もマウス本体側で管理しているので、OS 側の設定と無関係に切り替えられます。

設定ソフト Logicool G Hub

Logicool G Hub というソフトウェアをインストールしました。

Logicool G シリーズ共通の設定ソフトウェアですが、今回は無線マウス G603 のみ登録されています。中央の G603 マウスをクリックすると設定画面に移行します。

左側のタブで、ボタン操作の「割り当て」と「感度(DPI)」を切り替えます。

割り当てでは、各ボタンの吹き出し部分を押すと色が青く変化するので、左側で「コマンド」「キー」「アクション」「マクロ」「システム」から機能を選択すると割り当てる事が出来ます。アプリケーション毎に機能を変える事もできるようなので、特定のアプリケーションに特化した使い方も可能です。

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最大12,000 DPI まで設定する事が出来ますが、初期設定では 400(黄)/800(白)/1600(橙)/3200(紫) dpi を切り替えるようになっています。ボタンを押すたびに LED の色が変わり、画面にも DPI 設定が表示されます。自分が使いやすい DPI の色を覚えておけば、素早く切り替える事が出来ます。

DPI のボタンによる変更は Bluetooth 接続でももちろん可能ですが、Logicool G Hub での設定変更は LIGHTSPEED で接続している時のみ可能でした。

使用した感想

購入して3週間程使用した感想です。

  • 少し放っておくと自動的にスリープします。復帰のタイムラグは全く気になりません。復帰した直後にディスプレイに DPI表示が出ます。
  • 通常使用は LIGHTSPEED は LO で十分です。Bluetooth でも不安定ではありませんので、何方でも使用できると思います。(ただし Bluetooth USB アダプタは USB 延長ケーブルでディスプレイ裏に置いています)
  • 表面がつるつるしているので、滑りやすい印象です。これまでの癖でつまもうとすると、つまめずに違和感を感じました。側面だけでも滑り止め加工されていたらとも思いますが、慣れなのでしょうね。
  • 乾電池2本を入れると少し重く感じます。多分1本の方がバランスが良いでしょう。重さに慣れるかと思って、今は2本を入れた状態で使用しています。
  • DPI のボタンによる切り替えは便利です。UEFI BIOS でも通常の速度で使用できますし、別の環境、例えば iPhone に接続した際にも直ぐに調整できます。
  • DPI 切替以外に LED は光らないので、普段使いには目立たず良いと思います。仕事で職場で使っても問題ないレベルだと思います。

ちょっと心配なのは、Logicool G603 のホイールに関するトラブルが多い事です。

ロジクール G603 レビュー ホイール不具合 | いくもとねっと
Logicool G603 ホイール不具合を分解修理するも結局ダメだった話 | オススメPC関連とかのレビュー
G403,G603,(G703)のホイール故障の修理方法 - Collective intelligence

Amazon 購入の正規品で2年保証なので、どうせ不具合が出るなら保証期間内に発生して欲しいですね。

まとめ

2019年12月に購入した有線マウスから、LIGHTSPEED 2.4 GHz & Bluetooth の両方に対応する Logicool G603 無線マウスに取り替えました。使用感は表面が滑りやすい事と、電池を2本入れていると重い事はマイナス面ですが、これは慣れだと思います。それ以外の機能は、DPI 変更の簡便さや LIGHTSPEED 2.4 GHz & Bluetooth の安定性を含めて、今のところ満足できる買い物だったのではないかと考えています。

ホイールのトラブルに注意しながら使っていきたいと思います。