hiroの長い冒険日記

主にコンピュータ周辺の興味を持った内容を綴ります

Bluetooth USB アダプタ購入

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私の PC は BTO のデスクトップタイプで、標準では Bluetooth は内蔵されていません。常々 Bluetooth をデスクトップ PC でも使えるようにしておきたいと考えていました。Amazon の安価な Bluetooth 5.0 の USB アダプタを購入しましたので、使ってみた感想を書いておきたいと思います。結果として問題なく使用する事が出来ました。

Bluetooth USB アダプタの購入目的

ノートパソコンや deskmini のような省スペース PC であれば Bluetooth は標準で内蔵、あるいはカードで内蔵できます。一般的にデスクトップ PC は据え置きで使用するのでスピーカーやキーボードも有線で接続する事が多く Bluetooth を使用する機会が少ない為、私もこれまでは必要としていませんでした。それでも、iPadiPhone にマウスやキーボードを接続する場合には Bluetooth で接続しますし、Bluetooth 接続の機器が周囲に増えてきました。それらの機器を動作確認する際には必要かと思い、PC にも Bluetooth アダプタが欲しいと考えていました。

このようなタイミングで、別の日記にも書いたように Ratoc ワットチェッカーのデータを PC で読み込む必要性が生じた為に、Amazon の安価な Bluetooth USB アダプタを購入する事にしました。

* 購入した Bluetooth USB アダプタと USB 延長ケーブル
今回購入した Bluetooth USB アダプタは、Amazon で販売されているメーカー未記載の物です。この Bluetooth USB アダプタの特徴を Amazon のページから抜粋すると、

Class 2 なので距離は10m程度ですが、それ以外は Dual mode で LE 対応、Realtek 8761B チップ採用で Linux でも最近の kernel だと対応している記事も見かけたので、色々調べれば何とかなるかなと考えて購入しました。

総務省の TELEC 認証のページをみると、Shenzhen Yisidun Electronic Commerce Co. LTD という中国深圳の会社が令和2年11月に認証を受けた製品のようです。「ようです」と断言できないのは、ググってもこの会社が出てこないからです。と、この文章を書いている間に Amazon の商品ページも無くなってしまいました。同じTELEC認証番号の製品へのリンクを置いておきます。(同等品かどうかは分かりません)

使えるかどうか不安な方は、エレコムバッファローの製品を購入した方が良いかと思います。

BUFFALO Bluetooth4.0 Class2対応 USBアダプター BSBT4D205BK

BUFFALO Bluetooth4.0 Class2対応 USBアダプター BSBT4D205BK

  • 発売日: 2017/11/07
  • メディア: Personal Computers

また、Bluetooth同じ2.4GHz帯を使用するWifi や、2.5GHz のノイズを発生させる USB 3.0による通信不良を起こしやすいので、Bluetooth USB アダプタと PC や他の USB 機器の位置を離す為に USB 延長ケーブルも一緒に購入しました。

2m のものを購入しましたが、1mで十分だったかもしれません。また、転用する事も考えて USB 3.0 用にしましたが、今回の用途では USB 2.0 用で十分です。

開封

届いた Bluetooth USB アダプタはブリスターパックされており、破損等もありませんでした。
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裏面には、Windows用のドライバをダウンロードする URL がシールで貼られていました。中に入っていた取扱説明書にも同様の URL が書かれていました。一年保証と書かれていますが、どこで保証してもらえるのでしょうか...
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FCC とか CE とか RoHS とかのマークが描かれていました。
内容物は、Bluetooth USB アダプタ本体と、日本語の取扱説明書、ドライバが入ったCD-ROM の3点でした。取扱説明書の日本語は、よくある翻訳サイトそのままではなく、自然な日本語でした。
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Bluetooth USB アダプタ本体の写真です。TELEC 認証番号と Bluetooth 5.0 の文字が印字されています。裏面には何も印字されていません。表面からは見えませんが、青色LEDの動作ランプがあります。Bluetoothバイスを探している時に点滅、Bluetooth を使用している時に点灯します。

USB 延長ケーブルは箱に入って届きました。
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ビニール袋だけかと思っていました。想像よりちゃんとしています。
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USB 3.0 の為かケーブルは太くて硬く、取り回しは良くありませんが、ナイロンスリーブされていて丈夫そうです。

設定

USB 延長ケーブルのメスに Bluetooth USB アダプタを差し込み、ケーブルのオスを PC 背面の USB 端子に差し込んで、Bluetooth USB アダプタは PC のモニタ裏に置くようにしました。設定の手順は、通常の USB 機器を使う場合とほとんど変わりません。追加で専用のドライバを入れるだけです。

  1. PC 本体に取り付け Windows標準のドライバのインストールが自動で始まりました。
  2. Windows 用ドライバの URL からドライバを落としてきて、念の為ウィルスチェックしてから実行しました。

ここまでくれば、WindowsBluetooth が使えるようになりました。

過去に他の Bluetooth USB アダプタを使用していた場合には、元のドライバを削除してからインストールした方が良いかもしれません。

動作確認

Windows10 の「設定」->「デバイス」->「Bluetooth とその他のデバイス」を開きます。
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一番上の「Bluetooth またはその他のデバイスを追加する」を押します。
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Bluetooth」 を押します。
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ペアリングされていない機器が出てきますので、クリックするとペアリングできます。PIN の入力が求められますので、各機器の取扱説明書を参照して入力します。

これで PC から Bluetooth 機器を使用する準備が出来ました。

実際に、自宅にある機器を接続して試してみました。

Ratoc ワットチェッカー

PC に Bluetooth アダプタを接続して Ratoc ワットチェッカーの記録データを取り出す - hiroの長い冒険日記
こちらの日記に書いた通り、問題なく接続してデータを取得できました。

マウス

Logicool G603 というマウスを使用していますが、Bluetooth 接続でも問題なく使用できました。

キーボード

Anker の安価な Bluetooth キーボードを使用できました。この部分だけ Bluetooth 接続したキーボードから入力しています。

家で持ち運んでスマホと繋いでいるスピーカーです。こちらも接続して使えましたが、どのコーデックで接続しているかは分かりませんでした。音の遅延は気になりませんでした。

apt-X

PC 用に使用している Class D アンプは、普段は光ケーブルで接続していますが、Bluetooth 4.2 で apt-X 対応を謳っているので接続してみました。Windows10では apt-X コーデックを使用しているかどうかの確認が出来ないので明確にはわかりませんが、少なくとも YoutubeAmazon Prime Video で確認した限りでは遅延は感じられませんでした。

安定性

アンプやマウス、キーボードに接続して2~3時間使ってみましたが、音が途切れる事も無く、マウス操作やキーボード操作が乱れる事もありませんでした。USB 延長ケーブルの効果かどうか分かりませんが、現状のままで暫く使用してみます。

まとめ

デスクトップ PC に前々から取り付けたかった Bluetooth USB アダプタを購入して取り付け、問題なく動作しました。TELEC 認証番号付きのメーカー不明な、若干怪しい Bluetooth 5.0 のアダプタでしたが、Realtek 8761B チップを使用しているというのが決め手でした。後で別の日記に書く予定ですが、Linux (仮想環境) でも使用でき、Realtek 8761B チップを使用している事も確認できました。

Amazon の中華製品に騙された事もありましたが、少なくとも今回は大丈夫そうでした。石橋を叩いて渡る選び方をするタイプですが、たまには今回のようにキワモノっぽい物を選んでみるのも楽しく感じます。