これまで、Synology DS218+ に Western Digital RED WD40EFRX-RT2 4TB を2基入れてトラブルなく運用出来ている。1年半が経過したが、不良セクタの発生等の故障の前兆も無く、問題は発生していない。4TB の Synology Hybrid RAID (RAID1) で 1.1 TB を使用中、そのうち容量が増えてきたら更新したいと考えている。
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Western Digital の RED シリーズの HDD に悪い印象は無いが、最近になって気になる記事があった。
Gigazine より:
gigazine.net
従来型の記録方式の CMR (Conventional Magnetic Recording) から、同じシリーズなのに SMR (Shingled Magnetic Recording) に記録方式が変更になっている模様。通常の書き込みなら問題にはならないが、RAID1 の同期等の高負荷な状況で書き込みエラーが発生する可能性がある。
「シングル (Shingle)」は屋根や壁面に使われるこけら板や石綿板を指し、Single ではない。
Gigazine による続報 :
gigazine.net
記事内のリンク先にある、SMR 方式の HDD:
www.ixsystems.com
Western Digital RED だと、EFAX (途中なのか最初なのかは不明) は SMR 方式になっている。
wikiwiki.jp
2TB プラッタの製品、EFAX は SMR 方式。
個人的には、RAID1 の同期方法かドライブの高負荷時の挙動が改善されて SMR 方式でもエラーが発生しない状況になれば、CMR方式 でも SMR 方式でも構わないと思うし、高容量・低価格を進めていく為には必要な事だと思う。速度の必要な部分は SSD に移行していくだろうし、HDD は高容量 (ただし速度はまずまず) に進むしかないだろう。
ただし、コンプライアンス上は無視できない。最初から公けにしておけばよかったのに、と感じる。
2020/04/30 追記:
Western Digital Blog で公開した模様:
iphone-mania.jp
blog.westerndigital.com
WD Red だと EFAX は SMR 方式。移行する際には注意が必要だと思う。
- 発売日: 2019/02/22
- メディア: Personal Computers
